効率的なダイエットはまず健康が一番の近道

ダイエットは体重を落とすことだけを考えている人がいますが実際は違います。

それでは太りやすい体質を作ってしまう恐れがあるのです。

ですのでどれだけ健康的にダイエットが出来るのかが重要になってきます。

体内改善こそが基礎代謝アップの要

基礎代謝とは、呼吸や体温調節、内臓の活動など、生命の維持のために必要なエネルギーのことで、安静にしていても使用されるエネルギーになります。基礎代謝が高いことで、ダイエット効果がアップします。
その内訳は肝臓で27%、脳で19%、筋肉18%、腎臓10%、心臓7%、他19%となっています。
肝臓が基礎代謝の30%を占めることから内臓の機能を高めることが、基礎代謝を上げるためには重要になってくることが分かります。
内臓の機能を高めて基礎代謝を上げるためには、以下のことが大切になります。
まず一つ目は、基礎代謝を上げる食事を摂ることです。
肝臓はもちろん、内臓を活性化させる食事のポイントは、バランスのとれた食事をすることです。
そのためには、朝昼晩3食しっかり食べることや毎食たんぱく質をしっかり摂ること、一日に果物を1個と牛乳コップ1杯ほどを摂ること、新鮮な野菜や海藻を積極的に食べることが大切になります。
またお酒などアルコールはなるべく避け、ジュースやお菓子などの摂りすぎにも注意しましょう。
二つ目は、肝臓に良いサプリメント成分を補うことです。
毎日の食事をバランスよく摂ることが大切な基本になりますが、忙しい現代で毎日毎食完璧な食事を摂ることは難しいと思います。
その場合には、サプリメントを活用するのも一つの方法としてあげられます。
肝臓に良いとされるサプリメントには、次の成分が入っているものになります。
一つはマルチビタミンです。代謝や解毒など多くの働きを担っている肝臓には、たくさんの種類のビタミンが必要になります。
次に亜鉛です。飲酒をすると、アルコール分解するときに大量に消費される栄養素です。
三つ目はタウリンです。心臓や肺、肝臓、脳、骨髄などの臓器や組織に広く含まれていることから生命維持に必要な成分と考えられています。
四つ目はオルニチンです。アミノ酸の一つで、解毒作用など肝臓の様々な働きを助ける成分になります。
最後はクルクミンです。ポリフェノールの一種で、ウコンに多く含まれる黄色の色素成分として有名です。肝臓の解毒機能を高めたり胆汁分泌を促すことで肝機能をアップさせる効果があります。
これらの成分が入ったサプリメントをうまく活用して肝臓の機能を高めましょう。
基礎代謝を高めるうえで、行き過ぎたダイエットは危険です。
お米やパン、めんなどの糖質を多く含んだ炭水化物食品を摂らない低糖質ダイエットを続けると、低栄養性脂肪肝となり肝機能が低下してしまうことがあります。
基礎代謝アップのためにも過度なダイエットは控えましょう。

 

血行をよくすることで効果的にダイエットが可能に

どんなにハードな運動をしていても、血液の流れが悪い状態ではダイエット効果は期待できません。
血行不良になると、体が冷えやすく基礎代謝量も低下してしまいます。
内臓をはじめ、私たちの体を構成している細胞は60兆個もあります。この細胞たちは血液を流れる栄養と酸素をもらうことで新陳代謝を行っているのです。そのため、内臓を活性化して基礎代謝を上げるためには、血行を促進させることも大変重要になります。
私たちの血液は心臓から送り出されますが、下半身まで送られた血液を心臓に戻すためのポンプがないためその結果、下半身に滞りがちになってしまいます。下半身の血液を心臓に戻すためには、ふくらはぎを動かして血液とリンパ液を心臓まで戻す必要があるのです。
血行不良は脂肪を分解する機能が低下し、太りやすくなってしまったり冷え性になるだけでなく、血液中の脂肪分が血管内に付着しやすくなるという危険もあります。血管内に脂肪が付着すると、動脈硬化などの命に係わる危険な病気になってしまうめ、それを防ぐためにも血行を促進させることはとても大切です。
血行を促す方法として、最も簡単といわれるのは入浴です。手や足を温める手浴や足浴でも効果が十分期待できます。
入浴の方法としては、40度以下のぬるめのお湯にゆっくりと時間をかけて浸かります。
ぬるめのお湯で入浴することで、副交感神経が刺激され血行を改善するだけでなく、不眠症などの改善にも効果が期待できると言われています。
手浴や足浴の場合は、40度から43度の少し熱めのお湯で15分程度温まりましょう。
血行促進には、食生活に気を付けることも大切になります。
まず一つ目に気を付けることは、たんぱく質を摂取することです。大豆などの豆類や魚介類、肉の赤身など筋肉の元となる良質なたんぱく質を毎日の食事で積極的に摂りましょう。
二つ目は、エネルギーの源である炭水化物を減らさないことです。
炭水化物を制限した食事をすると、肉から分解されるたんぱく質をブドウ糖に分解してエネルギーに変換します。この時、肝臓に負担がかかってしまうのです。炭水化物からブドウ糖に分解する際には、肝臓に負担がかからないため、過度な炭水化物の制限はやめましょう。
血行を促進する食材として、唐辛子が知られています。また、唐辛子に含まれる成分は脂肪の分解を促進させダイエットにつながるだけでなく、体の老廃物を排出させる働きもあります。

 

筋力低下は太る原因!

基礎代謝を低下させる要因として、不規則な生活と運動不足があげられます。食生活が乱れていたり夜更かしが続いたり、忙しく面倒だからと運動する時間がないという生活を続けていると、基礎代謝はますます低下してしまいます。
筋肉と基礎代謝はとても深い関係があります。基礎代謝は筋肉の量が少ないほど低く、基礎代謝が高い人は、相当の筋肉量があるという特徴があります。
基礎代謝をアップさせるためには、運動で筋肉量を増やし維持することが大切です。
基礎代謝を上げるための運動としては、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。身体を動かす運動を心がけることが重要と言われており、まとまった時間が取れる人であればこれらの有酸素運動を毎日行う習慣をつけましょう。それだけでも筋肉量が増え、基礎代謝の向上につながります。
しかしまとまった時間がなかなか取れないという人は、出勤中や通学の際にエスカレーターやエレベーターを利用しているところを階段を使うようにしたり、バスや電車を一駅分前に降りて歩いたりしてみましょう。このように普段何気なく過ごしている日常生活の中でも運動をする習慣を意識して作るだけで、基礎代謝を少しずつ高めていくことが出来ます。
筋トレも基礎代謝アップに良いとされています。
おすすめは腕立て伏せやスクワットです。しかし筋トレは自宅でも手軽にでき、おすすめですが体調不良の時に無理に行ったり、極度の空腹状態や食後一時間半以内に行わないなどの注意も必要です。最初は自分に合った、無理のない筋トレから行いケガのないように取り組みましょう。
他にも基礎代謝向上のためには、ストレッチも効果的です。
ストレッチをすることによって、全身の代謝を高めてエネルギーの消費を効率よく行うことが出来ます。それだけでなくけがの予防や血行を促したり、運動の後の疲労回復にも良いと言われているため、有酸素運動などと合わせて行うことがおすすめです。
ストレッチは、負荷をかける筋トレや有酸素運動に比べてゆったりとした動作で行うため、疲れにくい運動です。やりすぎてしまったり軽い気持ちで行ってしまう人も多いと思いますが、ゆっくりと筋を伸ばす運動のため無理にやりすぎてしまったり、間違った方法で行ってしまうと筋を痛めてしまう可能性があります。筋トレと同じように、最初は自分に合った回数と時間から始め、慣れてきたら徐々に増やすようにしましょう。